ユーリ!!!の原案者の隠れた名作「3.3.7ビョーシ!!」(10巻完結)が面白すぎる。ネタバレ無しで感想

「3.3.7ビョーシ‼」


作者 久保ミツロウ 掲載誌 週刊少年マガジン(講談社)全10巻完結

こんな人におススメ

年齢:10代以上 性別:男女共に

ジャンル:青春、恋愛、応援

マンガ系統:デュラララ

ユーリ‼の原案、漫画のモテキやトッキュー、自身も数々のテレビ番組に出て有名な久保ミツロウ先生の作品。

隠れた名作と呼び声の高い本作について今回はネタバレ無しで感想を。

是非読んで欲しいオススメの作品です。

知ったか3ポイント

  • 北関東の高校3年生のフクは1人っきりの応援団として高校野球を応援していた。
  • 最後の夏が終わり、フクは予備校に通うため新宿に訪れるが、ひょんなことからぼったくりバーに引っかかってしまう。
  • 高校時代の先輩のウメに窮地を救ってもらうが、お礼に仕事を手伝おうとしたところ、ウメの仕事はホストであることが判明する。

高校生が足を踏み入れた、ちょっと大人の世界

主人公のフクは、予備校に通うために東京に出てくるわけですが、そこで、先代の応援団長のウメに出会い、ウメがホストをしていることから、ボーイとしてホストクラブでバイトをすることになります。

高校生には刺激の強い大人の世界を垣間見ながら、予備校に行って大学受験をするわけです。

芋っぽい高校3年生が、大人の男性や大人の女性に囲まれ共同生活する姿は、当時の少年マガジンの読者の心を鷲掴みにしました。




ウメさんが、モロあの人

ウメさんというのは、フクの先輩で、応援団の先代の団長

何故か今はホストをしているわけですが、金髪白スーツの姿は、もろ池袋ウェストゲートパークのキングそのままなんです。

モデルにしていないとは言わせない!!

当時、池袋ウェストゲートパークは、若者を中心に絶大なる人気で、主人公のTOKIOの長瀬さん演じるマコトを凌ぐ、カルト的な人気を誇ったのが、窪塚洋介さん演じるキング

仮に実写化された場合、窪塚洋介さん以外はあり得ないレベル、っていうか久保ミツロウ先生それ狙ってたでしょ?レベル。

連載当時、たしか久保先生は顔出しされていなかったはずなので、誰しもがミツロウという名前から男性の作者だと思っていたはずです(僕が無知だっただけかもしれませんが)。

でも、今結構メディアに出てる先生の言動などを見ると、結構ミーハーな感じで、追っかけ体質なので、ズバリ、久保先生、連載当時、池袋ウェストゲートパークにハマっていたでしょ?


池袋ウエストゲートパーク DVD-BOX

池袋ウェストゲートパークに影響を受けたのかはわかりませんが、世界観も結構リンクするところがあり(全然パクッているとかではなく)、池袋好きは絶対3.3.7ビョーシも好きです。逆もしかり。

話作りの上手さ

久保先生ってほんとストーリーが面白い。

しかもそれが軽快にマンガで表現されていて読みやすいんですよね。

今や久保先生が女性ということは、周知の事実になった訳ですが、男のツボをよくわかっているんですよね。

女性キャラが男の子好み。

実は描いてる人はおっさんなんじゃないのか…と思うレベル。

でも、ちょっとみんな腹黒いかも笑

また、男のキャラのカッコいい。ベタベタすぎ!っていうくらい。だが、そこがいい。

基本1話完結で進んでいくテンポの良いストーリーで見る者の目を引き付けるのはさすがだと思います。




感想

隠れた名作だと思いますが、隠れさせておくのは勿体ないと思います。

はっきりいってめちゃくちゃ面白い。

漫画でいえば「モテキ」の方が有名でしょうけど、私はこっちの方が好きです。

最近あんまりマンガを書く気がなさそうに見える久保先生。

また連載してくれる日を待ってます。マジで。



3.3.7ビョーシ!! 全10巻完結(少年マガジンコミックス)


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