「ジンメン」
作者 カトウタカヒロ 掲載誌 サンデーうぇぶり(小学館)連載中
こんな人におススメ
年齢:10代以上 性別:男性
ジャンル:ホラー
マンガ系統:アイアムアヒーロー
ネットマンガ侮れない、新感覚のホラー、パニック作品。
まだ序盤ですが、後々話題になる前に先取りしましょう。
1話分のネタバレはしてしまいますので、ネタバレ嫌な人は1話読んでからまたいらしてください。
知ったか3ポイント
- 数年ぶりに地元へ帰ってきた、神宮マサト、彼は根っからの動物好きだった。
- 少年のころから大好きだった動物園に立ち寄り、仲良しだった象のハナヨと再会を果たす。
- 幼馴染のヒトミとある日動物園で待ち合わせをするが、様子がおかしい。二人は大きな叫び声を聞く。
「ジンメン」
二人が訪れた動物園は、もはやいつもの動物園ではなかったのです。
動物が飼育員たちを次々と襲い、二人は逃げ惑う。
仲の良かった飼育員の中田さんのところへ行こうと、象のハナヨのところへ向かうが、そこで二人が見たのは、動物園の館長を襲うハナヨだった。
しかし、その顔は人間の顔をしており、マサトに話しかけてきます。
「ジンメン」とはおそらく、「人面」のことだと思います。
人面犬の人面です。
動物園の動物たちが暴走し、人を襲う。なぜかその動物の顔が人の顔をしている。
ゾンビではなく、動物が襲ってくるというジャンルです。
ありそうでなかったジャンルかも。
「モンキーピープル」くらいしか思いつかないな。
今やネットマンガと侮るなかれ
誤解を恐れずに言えば、昔は、ネットマンガって誌面のマンガに比べるとちょっとクオリティが劣る作品が多かったと思います。
絵が稚拙だったり、ストーリーがちょっと…だったり。もちろん昔も面白いマンガもあったんですけどね。
しかし、最近では、誌面とネットでそこまで差がなくなってきているように思えます。
むしろ、ネットマンガの方が自由度が高く、面白いと思える作品が多いような。
以前は、誌面にまでは載せられないけど、ネットならっていう形だったのが、誌面、ネットの両者が選択肢として両立しているのだと思います。
雑誌などの誌面は、放っておいても読者はつきますし、コミックもそれなりに売れます。しかし、雑誌を買ってもらったりしないと人の目に触れることなく人気も出ずに終了してしまったりします。
しかし、ネットマンガの多くは、掲載した週は無料で読めちゃったりするので、結果的に人の目に触れる機会が多いといえます。
面白いから、最初タダでいいからとりあえず見て!!ってときは、ネットマンガとして掲載するほうが、結果的に人気が出たりすることもあります。
特に、ジャンプをはじめ、サンデーやマガジンなどは、抱えている漫画家さんも多いわけで誌面には限りがあるわけですから、ネットという公開手段は、作者にとっても雑誌側にもメリットがあるのかもしれません。
スマホの普及などにより、今や電子書籍の売り上げも上がっているわけですから、当然と言えば当然の流れかもしれません。
先が楽しみなマンガ
ホラー系やパニック系のマンガって、読んでるときは楽しいんですけど終盤に行くにつれてあれ?ってことが多いんですよね。
まだ、人面は単行本で3巻までしか出ていないので、全然楽しく読ませてもらっているんですけど、今後この勢いのままに続いてほしいです。
単純なパニック漫画ではなく、裏切りなどの人間関係もよく描かれていたり、先が楽しみです。
あと、絵がきれいで読みやすい、ヒトミがかわいいってところも見どころです!
グロ系が苦手じゃない人は、是非読んで見てください!