実写映画化もされる漫画「お前はグンマをまだ知らない」の感想をググッとお送りします。

「お前はグンマをまだ知らない」


作者 井田 ヒロト 掲載誌 月刊コミック@パンチ(新潮社)連載中

こんな人におススメ

年齢:10代以上 性別:男性

ジャンル:ギャグ、ご当地

マンガ系統:荒川アンダーザブリッジ、坂本ですが






群馬、千葉、茨城の北関東の3県は、首都東京の近くにありながら都会とまではいえず、どこが上かという論争が昔からあります。

この漫画は、群馬県を愛する作者が、群馬に対する自虐をしつつ群馬の魅力を勢いのあるギャグ漫画で表現した作品です。

群馬県の人はこれを読んで、怒るんでしょうか。それとも喜ぶのかな。

そんなところがすごく気になります。

今回は「お前はグンマをまだ知らない」(通称 おまグン)とは何か、感想を踏まえて実写映画の話題と共に書いていきたいと思います。

3ポイントであらすじ

  • 高校生、神月紀はチバ県から、グンマ県へ引っ越すことになった。
  • 先にグンマ県へ引っ越した轟二矢に引っ越すことを伝えた神月
  • 轟は今すぐ引き返すよう神月へ促す。「群馬から生きて帰ったものはいない」




「グンマに来て……生きて帰ったものはいない」

は、神月にそう宣告します。

神月はその言葉を聞き、ネットで調べてみます。

すると、ネガティブな情報ばかりが検索にヒットします。

神月に、グンマとは何かを聞きます。

は、グンマが何かは、キャッチコピーから察してくれと言います。

「心にググッと……グンマ県……」

この物語は、神月が、グンマの高校へ編入するが、そこにいる郷土愛あふれる生徒たちから、グンマの風習などを叩き込まれていく物語です。

次第に、トチギやイバラキとの地域抗争に巻き込まれていきます。

ミステリーホラー系の絵柄で、全力のギャグマンガです。

作者が群馬の人だから許されるのでしょうが、描かれているグンマがあまりに「未開」で面白い。

作者自身、中学生の時に千葉県から群馬県に引っ越したそうです。

そこで、なにかカルチャーショックを受けたのかもしれません。

圧倒的な勢いのギャグに乗せて、グンマの情報をこれでもかと放り込んでいくスタイルは、作者の群馬に対する郷土愛を感じさせます。

ギャグマンガで秘密のケンミンショー

秘密のケンミンショーのコーナーで、「辞令は突然に」ってドラマがありますが、見たことありますか?

旦那に毎週辞令が届き、各都道府県に転勤させられ、地元の風習を知ってカルチャーショックを受けつつ、馴染んだところにまた辞令、という人気コーナーです。

この漫画は、「辞令は突然に」群馬バージョンでやり続けているみたいな感じです。

読んでいくうちに、嫌でも脳みそに群馬県のデータを刷り込まれていきます

はっきり言うと、群馬県のステマ漫画です(笑)群馬が好きになります。

2017年夏は群馬が熱い!

2017年3月から4週連続で、実写ドラマ化されました(関東ローカル限定)

そして、同年7月22日には、実写映画全国公開が決定されています。

しかも、完全オリジナルストーリーで。

映画の触れ込みでは、「前代未聞のご当地青春ラブコメディー」となっています。

ちょっとしたグンマブームが巻き起こるかもしれませんね。

めちゃくちゃ流行ったりしたら、聖地巡礼みたいな現象が…(起こりそうにないですね笑)

マツコデラックスさん、関ジャニ∞の村上信五さんの「月曜から夜更かし」でも取り上げられて、漫画の知名度もググッと上がって来ています。

この夏は、「お前はグンマをまだ知らない」(通称 おまグン)から目が離せない!?

是非、原作を読んで予習しておきましょうね。

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