『ダンジョン飯』モンスターを調理する異色の冒険譚。このマンガがすごい2017

「ダンジョン飯」


作者 九井 諒子 掲載誌 ハルタ(KADOKAWAエンターブレインBC)連載中

こんな人にオススメ

年齢:20代以上 性別:男女共に
ジャンル:ギャグ、グルメ、バトル
マンガ系統:ゴールデンカムイ、ロトの紋章、ダイの大冒険

知ったか3ポイント

  • 主人公ライオス率いる5人のパーティは、ダンジョン深層にてレットドラゴンに挑むが、返り討ちにあってしまう。
  • ライオスの妹ファリンが自分以外のパーティをダンジョンから魔法で脱出させ、ライオスは新たなメンバーでファリンを救出しようと再びダンジョンに挑もうとするが、貧乏パーティには資金がない。
  • ダンジョンで食べる食料もない状態でライオスは決意した。「食料はダンジョン内で自給自足する!」
 




 王道RPGの世界で

ドラクエなどを1度でもやったことがある人は

確実にハマります。

ダンジョンの攻略自体はなんの変哲もない王道RPGの世界。
剣士、魔法使い、ドワーフ、ハーフフットのパーティ構成で、普通に魔物を倒して、ダンジョンの仕掛けを攻略して……。

でも、ひとつだけ違うのは、モンスターを食べます
料理して。

たった一つ、そのエッセンスが加わっただけで、こんなにも新しい世界観の漫画になるのかと感動してしまいました。

多彩なモンスター料理

大サソリと歩き茸の水炊き人食い植物のタルト…。

ダンジョンも深層に向かうまでに、食材もどんどんストックしていき、料理も豪華で多彩なものも作れるようになっていきます。

主人公のレベルアップではなく、料理のレベルが上がるって面白いですよね。

ライオスは元々モンスターを食べたかっただけあって、適切なグルメレポートをしてくれます。
嫌がっていたパーティーも徐々にモンスターを食べることになれて行く過程がシュールな感じがします。

グルメマンガは数知れずありますが、今回は仮想のモンスターを食材にしています。

でも、出来てくる料理は、馴染みのある料理だったするので、見ているこっちも、なんだかおいしそう…、となってしまう不思議。

小さいころ、ドラクエとかRPGをやっていて、誰しも疑問に思ったことがあるでしょう。

「お腹すかないのかな」

「トイレとかどうしてるんだろう」

そんなこと言うのは野暮なことだと思っていますが、そこら辺をこのマンガはリアルに描いてくれています。

勇者だってお腹がすくし、魔法使いだってトイレに行きたくなります。

小さいころに感じた、RPGの疑問あるあるに応えてくれる作品なので、ついつい読んでしまいます。

  • これからが楽しみすぎるマンガ

この記事を書いている段階(2017年4月)で4巻まででていますが、まだまだ始まったばかりの漫画です。
掲載誌もメジャー誌ではないので、単行本で読んでいるのですが、新刊がでるのが楽しみで楽しみで……。

最初はモンスターを料理するだけの漫画かと思っていましたが、ストーリーの方もどうも進展していくような気配があります。

あまり見たことが、新ジャンルの漫画なので今後の展開に期待です!

2016年このマンガがすごい オトコ編1位!

まだ読んだことがない人は、是非とおすすめしたくなるマンガです。

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