「空挺ドラゴンズ」
作者 桑原 太矩 掲載誌 good!アフタヌーン(講談社)連載中
(2巻は、2017年5月1日に発売されました。)
空挺ドラゴンズ(2) (アフタヌーンコミックス)
こんな人におススメ
年齢:20代以上 性別:男性
ジャンル:ファンタジー、グルメ
マンガ系統:ダンジョン飯
今、オススメのマンガを聞かれたら、私は「空挺ドラゴンズ」と真っ先に答えます。
はっきり言って、面白すぎる。
龍を狩って食べるマンガ。「空挺ドラゴンズ」
架空の生物を料理して食べるというのは、ダンジョン飯と通じる所もありますが、それよりは、やや大人向け。
今後も間違いなく面白いだろうこの作品について、今回は記事にしたいと思います。
ネタバレに気を付けてこの作品の魅力をお伝えできればと思います。(どこからネタバレかというのは永遠の課題なんですがね。)
知ったか3ポイント
- 主人公のミカは、天空を泳ぐ龍を追う捕龍船クィン・ザザ号の乗組員。
- 捕らえた龍を解体し、それを売って旅をしている。
- それぞれが、それぞれの事情を乗せて龍を追う。
主人公は、捕龍船の乗組員のミカ
ミカという名前ですが、無精ひげのおじさん?(おにいさん)です。
エヴァの梶さんみたいな感じ。
彼は、乗組員の中で一番、龍に詳しいし、龍を捕まえることに情熱を注いでいます。
捕龍船は、龍をつかまえて、解体して売って生計を立てています。
龍の油は燃料としてはもちろん、食用としても使え、骨や筋は各種の素材や工芸品に、種類によっては、内臓は薬の原料にもなります。
龍は、宝の山なのです。
もちろん、肉は食用としても売ることはあります。
ミカは、何よりも龍を食べることが好きなのです。
龍の種類は豊富で、毎回違った形状の龍が相手になります。
空を飛ぶ龍を、空を飛ぶ捕龍船で捕獲するわけですが、捕まえる道具は割と前近代的なものばかり。銃やモリのようなものを使って龍を捕獲します。
相手は龍ですから、こちらも命がけで臨むことになります。
ミカは毎度無茶をして龍に挑むのです。
「食うまでは、死ぬわけにはいかないんだよ。捕って、解体して、食う」
「それが、龍(オロチ)捕りだ」
めちゃくちゃカッコいいです。
ジブリ飯よろしくの龍(オロチ)料理
捕まえた龍は、解体して、食べます。
売ることはもちろん、船内の食事も龍ですが、この料理が美味しそう。
龍の肉を使った料理が毎回登場してきます。
捕らえる龍の種類や、捕らえ方によって、味は違うようなので、それぞれの龍に合った料理法で調理されます。
ジブリに出てくる食べ物って美味しそうですよね?
ちょうどそんな感じの美味しそうさが伝わってくるんですよ。
ダンジョン飯は、捕らえたモンスターを食べるわけですが、このモンスターをこんな風に料理するんだという感心する側面が大きいのですが、「空挺ドラゴンズ」では、単純に美味しそう。美味しそうというより、ウマそう。
しかし、グルメ要素多めのマンガかというと、そうでもない気がします。
「ダンジョン飯」は、グルメ漫画と言って差し支えないでしょうが、「空挺ドラゴンズ」は、龍を捕まえるという所の描写をメインに書かれている気がします。
鯨やマグロを獲る漁師を描くように、龍を獲る人間たちを描いたマンガで、獲った結果とて、それを食べるというシーンが毎回ついているような感じ。
言ってしまえば、グルメシーンがなくたって、他の部分だけでも十分に面白いといえるマンガです。
グルメシーンがあることで十二分に面白くなっているわけですが。
まとめ
オススメ度としては、星5つのマンガです。最近発行された中ではピカイチクラス。
まだ、巻数も少なく、知っている人も少ないマンガですが、確実に今後どうにかされちゃう作品です。(アニメ化、映画化など)
先取りして読んでおけば、あなたも立派なマンガ通ですよ。