「うしおととら」は漫画読み必修の殿堂入りマンガ。ネタバレ無しで感想

「うしおととら」


作者 藤田 和日郎 掲載誌 週刊少年サンデー(小学館)33巻完結

こんな人におススメ

年齢:10代以上 性別:男性

ジャンル:バトル」アクション、ホラー

マンガ系統:からくりサーカス






連載終了してから20年以上たってからアニメ化をされたことでも話題になった「うしおととら」

未読の方に向けて、ネタバレ無しで魅力をお伝えできればと思います。

3ポイントであらすじ

  • 寺の息子の蒼月潮は、ある日、自宅の寺の蔵で1匹の妖怪と出会う。
  • その妖怪は、肩を1本の槍で貫かれ、蔵の壁に縫い付けられていた。
  • その妖怪は、潮に言った。「この槍を抜きな……小僧!」

「うしおととら」ってなに?

1990年に週刊少年サンデーで連載を開始された本作。ちょうど週刊少年ジャンプは黄金期と言われ、数々の名作漫画を生み出していた中、週刊少年サンデーの看板マンガとして大人気でした。あの時期のジャンプ作品の対抗馬扱いだから面白いのは当然。

主人公は蒼月潮、そして、妖怪のとら、この人間と妖怪のコンビ、潮ととら、つまり「うしおととら」というタイトルにつながります。

とらを封印していた1本の槍、これは「獣の槍」と呼ばれる伝説の槍でした。

は普通の中学生だったのですが、この獣の槍で妖をガンガン倒していきます。獣の槍自体が意思をもち、うしおを守ります。

潮はまっすぐな男で、曲がったことが大嫌い。ザ少年漫画の主人公!

幼馴染の麻子には頭が上がらないというお約束もあります。

一方のとらはかつては伝説の妖怪として恐れられた長飛丸と呼ばれる妖怪です。「とら」という名前は潮が名づけ定着しました。

自分を獣の槍から解き放ってくれた潮を喰ってやろうと潮に憑りついています。

もっとも、他の妖怪に襲われたら、潮を喰うのは自分だからという理由で助けてくれます。夏目友人帳のにゃんこ先生みたいな感じですね。

とらは500年封印されていたので、現代のことは何も知らないのですが、テレビなどの機械をみて驚くなどコミカルで可愛い1面もあります。

妖怪ですから、人間を食べるわけですが、潮にそれを禁止されます。

潮の幼馴染である井上真由子は、とらがお気に入りで、度々ハンバーガーを買って与えますが、とらも不思議とこれを受け入れます。

人間の潮と、妖怪とらのコンビで、強い妖怪を倒していく、そんな王道的なバトルマンガといえます。





ラストに向けての圧倒的な勢い

藤田先生のマンガの特徴ですけど、ラストの総力戦が見ごたえバッチリ。

詳しく書くとネタバレになりますので書きませんが、物語に登場した様々なキャラクター、伏線を最後にかけて一気に回収していく感じがたまりません。

最初は弱い妖怪を相手にしていく潮ですが、どんどん強い敵にぶちあたり、それを仲間や自分の成長で倒していく手に汗握る展開は、子供のみならず大人であっても目が離せません。

男くささ満点の熱いマンガなんです。

全体の感想

私は、基本的に自分が読んで面白かったマンガの記事しか書きません。

面白くなかったマンガを敢えて記事にして批評するほどの人間ではないですし。

だから、このサイトに載せてる漫画は、全てそれなりにオススメのマンガではあるのですが、この「うしおととら」は、オススメ中のオススメ。

というか、オススメするのも気が引ける殿堂入りの作品だと思ってます。

歌手でいうと、ミスチルとか、安室奈美恵とか、サザンとか。

今更おすすめするようなレベルにない、そんな作品です。

だから、まだ読んでない人は絶対読みましょう。

マンガ読みなら、必修の作品です。


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