「3月のライオン」実写映画、アニメ2期、実は男が読むべき熱い漫画である

「3月のライオン」


作者 羽海野 チカ 掲載誌 ヤングアニマル(白泉社)巻数 既刊13巻(2017年4月時)連載中

こんな人におススメ

年齢:10代以上 性別:女性(男性も読んでほしい)
ジャンル:青春、恋愛、将棋
マンガ系統:ハチミツとクローバー、昭和元禄落語心中

とうとう2017年4月22日に映画の後編が公開されます。
また、同年10月からはアニメ化2期が放送開始です。

今回は、映画アニメの話題にも触れつつ、原作であるマンガの魅力をお伝えできればとも思います

例のごとく、ネタバレは無し(控えめ)。映画を見た方も、是非原作の漫画を読んで見て下さい!!

知ったか3ポイント

  • 幼いころに両親を亡くした桐山零(きりやまれい)は、父の友人である棋士、幸田に内弟子として引き取られ、自らも15歳でプロ棋士となった。

  • 一人暮らしを始めた桐山は、1年遅れで高校に入学するも孤立し、また、対局でも不調が続いていた。

  • ある日、先輩棋士に無理やりつき合わされ、酔いつぶれたが、川本あかりに介抱されたことをきっかけに川本家の3姉妹と交流を持つことになる。




桐山と川本3姉妹

15歳という若さで厳しいプロの世界に入り、一人で生活する孤独に耐えてきた桐山は、幼くして両親を亡くしているため、「大人」にならざるを得なかったのであった。

人に甘えるということが今までの人生でなかった桐山にとって、川本3姉妹の存在が初めてのなにかだったのかもしれない。

「3月のライオン」は、桐山少年と、3姉妹の物語である。

桐山と将棋

棋士に引き取られ、自らもプロとして将棋に打ち込む桐山

15歳という若さでプロになった桐山は、将棋の天才なのは間違いない。
プロになる平均年齢は20.7歳で、あの天才棋士、羽生善治もプロになったのは桐山と同じ15歳である(ちなみに桐山のモデルは羽生善治といわれています)。

連載当初17歳である桐山だが、既に2年の厳しいプロの世界に身を置いていた。

先輩棋士のタイトル戦、同年代のプロである二階堂(モデルは、村山聖プロといわれています。松山ケンイチさんが「聖の青春」で演じていますね)とのしのぎの削りあい。

桐山は叫んだ

「将棋しかねーんだよ!!」

桐山にとって、将棋とはその全てだといえます。

「3月のライオン」は、桐山棋士の将棋の物語である。


作者の羽海野チカの魅力

羽海野チカ先生の名前が知れ渡ったのは、言うまでもないこちらの漫画

「ハチミツとクローバー」

美大生の青春恋愛漫画です。
アニメ化映画化もされ大ヒットでしたね。

映画は恋愛の面に重きが置かれたような気がしますが(とても面白かったですが)、原作漫画では、「美術」というものに熱心に取り組む美大生の姿が非常に印象的でした。

私は全巻を一気読みしたのですが、それぞれのキャラクターがどれも魅力的で、誰が主人公かわからない(いい意味で)、最後の最後で、「あ、そうか。これはこのキャラクターの物語なんだ」と気づいたくらいです。

そちらは、またどこかの機会で紹介できたらと思います。

羽海野先生は、ストーリーの素晴らしさももちろんですが、絵がすごい。

東のエデン」のキャラクター原案も彼女ですね。

少女漫画でしょ?と男性は避けがちかもしれませんが、羽海野作品は、男性にも是非読んでほしい。

少年漫画のような熱さがそこにはあります。





アニメ化、映画化について

アニメはNHK総合にて1期が終了しましたが、原作に忠実な素晴らしい出来です。

早く2期が見たい、というか完結したら一気見したい!!と思っています。

映画は映画ですごいですね。

漫画の実写映画は何かと批判が多いですが、これは別ですね。

主演の神木隆之介さん、有村架純さん、染谷将太さん、倉科カナさん。今をトキメク高橋一生さん、佐々木蔵之介さん、加瀬亮さんと実力俳優揃い。

ちょっと豪華すぎやしませんか??(笑)

前編は大ヒットでしたが、後編は2017年4月22日ということです。

原作よりも一足早く完結する「3月のライオン」に期待が高まります。

まとめ

映画は後編にて完結ですが、マンガアニメとまだまだ楽しみが残っている「3月のライオン」。

恋愛漫画として読んでよし、将棋漫画として読んでよし。

これからも目が離せませんね。


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