『ゴールデンカムイ』 アイヌ飯、ギャグ多めシリアス!このマンガがすごい  

ゴールデンカムイ


作者 野田サトル 掲載誌 週刊ヤングジャンプ(集英社)連載中

こんな人におススメ

年齢:20代以上 性別:男女共に
ジャンル:ギャグ、グルメ、シリアス、歴史
マンガ系統:ダンジョン飯

あらすじ

  • 明治末期の北海道が舞台
  • 元陸軍兵の杉本佐一と、アイヌの女の子であるアシㇼパが、のっぺらぼうが奪ったアイヌの金塊を追う。
  • 手掛かりは、網走刑務所を脱走した囚人たちの入れ墨である。その入れ墨は全員合わせて一つになる金塊の地図だったのだ。




グルメ、シリアス、ギャグの黄金比

出てくる料理がなんか美味しそう、ハラハラの展開、え……ここでギャグパート……?
作中にアイヌの料理が出てくるんですよ。

しかも、かなりの高頻度で。

本作の主人公である、元陸軍兵の杉本佐一、通称「不死身の杉本」は、ふとしたことからアイヌの子供アシㇼパ(可愛い)と金塊探しの旅に出ます。

このアシㇼパが中々たくましい子で、杉本に度々アイヌの料理をふるまうんです。

アシㇼパ 「脳みそたべろ」

アシㇼパは杉本に捕まえた動物の脳みそを勧めます。一番美味しいとのこと。しかも生で
結構食べるのが躊躇われる料理も多数出てきます(笑)

かと思いきや、普通に食べたい!って思うようなのも出てきます!

グルメシーンになると、料理漫画顔負けです。
動物を狩って、料理して、食べて。ひんなひんな。

杉本が意外にもグルメな男で、テレビタレントさん顔負けのグルメレポートをしてくれます。シリアスシーンとのギャップがキャラの魅力を倍増させています。

実際自分が食べるのはちょっと抵抗があるなぁという料理でも、なんか美味しそうに見える不思議。なんかダンジョン飯と通じるものがあります。

明治末期の北海道、新選組

明治初期の北海道、アイヌの文化など、徹底した取材などされているんでしょうね。
当時の人の暮らしぶりも知ることができます。

そういった舞台に、しっかりとしたストーリーが肉付けされています。

ギャグがシリアスの引き立てなのか、逆なのか……。

相乗効果ってやつです

ギャグでキャラの魅力が十分に発揮され、感情移入したところでのシリアスパート。

杉本と対立する敵キャラすら嫌いになれない部分がでるくらいです。

新選組で名を轟かせた土方歳三なんかも出てきますが、時代は明治末期。

ご高齢なので、「銀魂」とか「ちるらん」とかのイメージとは全然違います。

一言でいうと、

渋い……

他にも高倉新八などもでますので、新選組ファンには外せない作品かもしれませんね。

総評

「ゴールデンカムイってどんなマンガ?」

「え………?」

グルメマンガであり、アクションマンガであり、ギャグマンガであり、歴史も……。

間違いなく言えるのは、どの部分をとっても1級品ですよ。

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